2002.8.31


市指定有形文化財 絵画 二幅一対

所在地 所沢市元町25−3

不老長寿の仙人に松竹梅を配したもので、吉祥的な絵画構成で描かれており、永遠の不老長寿を願って依頼、揮毫されたものと思われます。永い間には慶事の時に床の間を飾ってきたものです。
縦約188センチ・横約142センチの大きさの絵二幅一対で、絹本(絹を使った織物)に8人の仙人が童子三人を交えて山中に会している様子が描かれています。

狩野洞雲
狩野派絵画は狩野正信(1434〜1530)が足利幕府の御用絵師となった時より始まったと言われています。その後約400年に渡って、近世画壇に君臨した一大流派です。

狩野洞雲益信(1625〜1694)は駿河台狩野家の祖であり、寛永2年に、彫金家後藤益乗光次の二男として生れました。
彼の名前を益信(マスノブ)、字名は山三郎、絵を探幽守信に学び、11歳の時に養子になりましたが、実子が生れたので別家しました。
徳川家光の寵遇厚く、寛文7年43歳の時に駿河台に屋敷を与えられ20人持扶を給されて、奥絵師四家に次ぐ表絵師の筆頭挌である駿河台狩野家を興しました。元禄7年1月8日に70歳で歿し、上野護国院に葬られています。


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