開設 2004.7.28 |
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所沢は、明治末期には「所沢飛白」を中心とした織物の取引で栄え、さらに日本で最
初の飛行場が造られたことにより、多くの軍人やその関係者で賑わいました。
その所沢の町で中心地の元町交差点にあった料亭が婦多佳美です。
かつては、隣に織物会館が建っていたこともあり、商談を済ませた商人や旦那衆が
ひっきりなしに宴を張っていたそうです。
創業は慶応2
年と伝えられ、昭和6 年頃に現在の建物が普請されました。
100
畳敷の大広間は圧巻で、床柱にはカエデとカリンの大木が使われ、天井の高さや
板の大きさには驚かされます。また、その廊下の手摺やガラス戸も一見の価値があります。
終戦時には進駐軍のダンスホールとして使われていたこともある座敷です。
文化財の掛け軸も掛けてあります。
残念ですが平成16年7月末で閉店してしまいました。
昭和7〜8年改築時に作成された絵葉書から・・・・二上楼と言われていた頃
戦時中の消防訓練風景 右側は織物会館
現在は歩道設置のため1メートル程バックしたためにバルコニーらが削られています。
2階の100畳敷きの大広間 市の指定文化財の掛け軸が掛かっています。
この大広間で毎晩盛大な宴がはられていたことでしょう。
所沢小唄もここで唄われていたことでしょうね。
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